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帯状疱疹を知る
あの、とても痛い帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛を予防できる時代になりました。
帯状疱疹とは
子供のころにかかった水痘(水ぼうそう)のウイルスが、あちこちの神経節(末梢神経の根本)に長い間潜んでいて、皆さんの身体が弱ってくるのを待っています。
帯状疱疹ウイルスは、「年を取る」「大病をする」など免疫力が落ちた時に突然暴れだし、非常に痛い皮疹(発赤、水疱、びらん)を起こし、ひいてはその神経を傷つけてしまいます。
皮疹は、2週間ほどで治りますが、神経の傷は後々「神経障害性疼痛」という後遺症を残すことがあります。これが、何年にもわたって神経痛として残るために、大変痛い思いをしなければなりません。
帯状疱疹の治療
早期の帯状疱疹の治療は、抗ウイルス薬です。1週間服用します。痛みが強い時には、鎮痛薬を併用します。
抗ウイルス薬はできるだけ早く服用する必要があるので、「なんだこの痛みは変だな?」「毛虫にやられたのかなあ?」「腰が痛いので貼ったシップにかぶれたのかなあ?」など変な痛みがあったら、すぐにかかりつけの医師に相談してください。もちろん当院でも結構ですよ。
当院では、痛みが強い場合に病んでる神経根に直接麻酔を行い、痛みを軽減する治療(神経ブロック療法)を行います。この神経ブロック療法は、神経や皮膚の血流も改善するために回復が早くなります。
帯状疱疹の予防
最近TVでも宣伝しているように、帯状疱疹の予防にはワクチンが大変有効です。痛い思いをする前に、ぜひとも予防接種をご検討ください。

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